ピンサロが飲食店って本当?!
ちょっとエッチなサロンということで、ピンクサロンとして知られているのがピンサロです。
デリヘル、ソープランドと並んで性風俗の大御所的な存在として知名度の高いピンサロは、他の風俗業種と比べてもかなり特異な存在。
ピンサロは皆さんもご存知の通り、手や口による性的なサービスを店内で楽しめる場所です。
店舗型風俗店のような趣を持ち、パーティーションで区切ったボックス席にて卑猥なプレイを行います。そして、そこではちょっとした飲食も可能という摩訶不思議。
風俗ヘルス(ファッションヘルス)と比較対象になりがちですが、ピンサロの場合は店舗内に個室、シャワーを完備しておらず、性風俗関連特殊営業としての営業はできません。
ピンサロ遊びに慣れている男性にとっては周知の事実だと思いますが、基本的にピンサロは接待OKな飲食店というカテゴリーでの営業になるわけです。
ファミレスなどと比べるとニュアンスが伝わりませんが、キャバクラやラウンジの延長線上でプレイが行われることになります。それもなんだかおかしいですが……。
ようするに営業許可としての区分上は、接待を可能とする風俗店営業許可1号(キャバクラやスナックに該当するもの)を取得する必要があるのです。もちろん、飲食物の提供があるため飲食店営業許可も必須!
これらの許可を申請して初めて接待ができるようになるわけですね。なお、こちらの許可の場合は、通常深夜営業は認められません。
しかし、キャバクラやホストと同じ区分で営業していて、抜き行為がそこで行われていても大丈夫なのか、そこが難しいラインなんです。
店内で性的サービスを提供しているとわかれば、当然ながら風営法に違反しているということで摘発対象になってきます。
まとめると、ピンサロのカテゴリーとしてはキャバクラと同じ分類ですが、一つのサービスとしてライトなヘルスサービスも楽しめてしまう、それがピンサロなんです。
なお、ピンサロの摘発が昨今多くなっていますが、やはりこの営業許可でフェラチオやらクンニ、手コキをしていたら、警察側に目を付けられてもしょうがないですよね……。
飲食店でありながら卑猥行為が行われている他にも、不特定多数が店内で露出しているころから公然猥褻に問われたり、風営法上では営業不可の禁止地区で性的サービスを行っていると判断され罪に問われる場合も多いようです。
ピンサロ側も仕切りを高くしたり、キャストの露出を控えるなどの摘発対策をしていますが、中には安全圏であるセクキャバへ転身するお店も出てきています。
ピンサロ=風俗店と判断しがちですが、実際のところは飲食業扱いとなり、そこでのヘルスサービスはグレーラインであり、摘発された場合はお客サイドも場合によっては罪に問われる可能性があることも念頭に置くべきでしょう。