昭和バブリーの名残り「ピンサロ」
ピンサロという言葉が持つエロチカは、特にバブル世代を派手に過ごした男性にとっては琴線に触れるものがあるようです。
ピンサロとは言わずもがな、性風俗店の一種(厳密には飲食店としての営業許可ですが)であり、女の子から口もしくは手による性的サービスを受けられるお店ですね。
性風俗店には店舗型と派遣型に大別できますが、ピンサロは徐々にその姿を消しつつある店舗型性風俗店の一つになります。
ソープ、風俗ヘルスにピンサロ、同じ店舗型であってもその特徴はそれぞれ異なり、ピンサロは昭和の時代を懐かしめるような古き良き性風俗店の雰囲気を残しています。
どこか懐かしい80年代のユーロビート、もしくは90年代のJポップ、ダンスミュージックに合わせて、ピンサロ嬢が熱気の中で首を上下しながらフェラに励む。簡易なリクライニングシートに体を横たえて、周り、店員の目を気にしながらも大きなクライマックスを迎えます。
青春時代、上司や先輩に無理やり連れられて、ピンサロで筆おろしをした男性なども少なくなかったそうです。日本の高度成長を陰で支えた男達の性欲発散の場として、卑猥な男の社交場として人気を馳せた場所なのです。
またピンサロ人気の立役者になっているメニューは花びら回転と呼ばれる、女の子が10~15分交代で相手をしてくれる至れり尽くせりの破廉恥オプションです。風俗ヘルスと異なり個室でのプレイはできないものの、短時間で楽しめるコストパフォーマンスなので、カジュアルに利用できるのは嬉しいですよね。
時代は光陰矢の如しで流れ、令和になった現在はデリヘルが主流の風俗界隈。しかしながら、数こそ減らしながらも営業を続けるピンサロは全国各地に点在しています。
手コキ、フェラ、アナル舐めもしくはクンニ、これ以上の性的サービスは期待できませんが、プレイと同様に短時間の一期一会の出会いが楽しい!こう答える男性は少なくありません。
最近は懐古主義者がアツい視線を送るだけではなく、そもそも「バブル時代」とは一体どんな時期だったのかを知らない若者もピンサロに足を運んでいます。ソフトサービスではありますが一種独特の店内環境と、素人系からその道20年のベテランピンサロ嬢まで、どんな女の子に当たるのかイマイチ想像できないハラハラドキドキ。
一世を風靡し、日本の性風俗界を牽引したピンサロが今一度評価される時代が到来しています。是非ピンサロ未経験の方はその味わい深さ、バブリーな時代を馳せて楽しんでみてはいかがでしょうか?