西川口流ピンサロってなに？
未だにピンサロなんかで遊んでいるの？
ソープランドにデリヘル、性のはけ口としてピッタリの風俗は沢山あるのになんでピンサロなの……。こんな風に思われる方もいるかもしれません。
しかし、大音量の音楽を聞きながらフラットシート（半個室）でフェラやら手コキを楽しめるタイプの風俗は広い世界においても日本だけ！
デリヘルほどジャンル分けされたコンセプト店は多くありませんし、警察からのマークは依然として強めですが、ピンサロの魅力にスッポリハマる男性はやはり多いようです。
さて、今回はピンサロリサーチをしているとたまに目にする西川口流、もしくはＮＫ流と呼ばれるピンサロの実態について迫っていきたいと思います。
お花や茶道の世界観を彷彿とさせる西川口流ですが、全く日本の伝統芸能とは関係ありません。
ザックリ説明すると、つまり西川口に源流を持つピンサロの中で本番を売りにした裏風俗（本サロ）のことを西川口流だとかＮＫ流と呼んでいるのです。
もちろん今は警察による浄化作戦の末、ＮＫ流ピンサロは絶滅してしまいました……。（今は健全なピンサロであっても摘発対象になっています）
ＮＫ流のピンサロ店は90年代終わりから2000年代前半に大変流行したジャンルの風俗であり、ソープランド同等の濃厚サービスとコスパの良さから凄まじい人気を博したということはいうまでもありません。
皆さんもご存知だと思いますがピンサロには基本シャワーを完備していませんが、西川口流の店舗ではちゃっかりシャワー室も利用可能でした。格安ソープを利用する感覚で10000円前後を支払えば本番が楽しめた、そんな素敵な時代もあったのです。
グレーラインを通り越して思いっきりブラックな営業スタイルですが、男性の本能にしっかり寄り添うサービスがゆえに、ＮＫ流が圧倒的に支持されたのは納得ですね。
西川口流のお店に在籍する嬢の若さ、ルックスの高さはとにかく売りだったようで、他の裏風俗を超越する勢いがあったといいます。
40代以上の男性の中には、ＮＫ流を懐かしく思う方も多いはず。埼玉のベッドタウン、ちょっとした移民街としても名を馳せる西川口ですが、今ではピンサロは一掃され健全な営業を続けるデリヘル、ソープランド、エステ店などが軒を連ねています。
一時はＮＫ流がピンサロだけでなく他の風俗業種にも伝播し、ＮＫ流風俗なんて呼ばれた時代もあったそうですが、現在の街はシッポリ落ち着いてしまいましたね。
令和時代を生きる我々からすれば、夢のある時代だったなあと思わず小さなため息が出てしまいます。
かつては風俗（裏）の街として大きな経済効果を生んだ西川口、今は当時の活気や人の往来も少なくなりましたが、それでも風俗史を形成する一ページとして人々の記憶の中に残っているのです。
不健全で違法な風俗、そこにローカル性が付加されると、もはや無敵の客寄せ効果が期待できる好例ですね。
すでにＮＫ流ピンサロは絶滅していますが、違法で基盤、円盤が行われている西川口風俗の噂はたまに聞くので、そんなロマンを自己責任で追う男性は今も一定数いるようです。
