なぜピンサロでは大音量の音楽が流れるの?
ピンサロの不思議。なぜ往年の風俗上級者である熟女が多いのか、なぜ飲食店なのか……。その疑問はなかなか尽きません。
店舗型風俗店としての許可を取得していないがゆえ、あれやこれやとピンサロのシステムには疑問を抱いてしまいがち。
そんなことはなんだっていいんだ、抜ければ万事OK。しかし、ピンサロの面白さはそんな異端さであったり、グレーラインの経営にあったりするわけです。
風俗上級者の方なら分かっていただけるはず……。
さて、今回解説していきたいピンサロの豆知識、それは店内でノリノリで流れる大音量ミュージックについてです。
あまり気に留めないという方もいるかもしれませんが、ピンサロだけでなくファッションヘルスや発展場など、場所ありきのお店では何らかの音楽が響いています。
しかし、ピンサロの場合は特に大音量なのが気になるところ。選曲の傾向としては、懐メロ、ユーロビートがその主題のメインでありデフォルト。なぜ!
お客の中には耳を突き刺す音量&メロディラインに参ってしまう方もいるくらいですが、そこでボリュームマックスの音楽を流すにはやはり理由があるようです。
ピンサロで音楽が必須の訳、実はこんな背景があったのでした。まとめてみましょう。
・気分がノリノリ、どこかで聞いたことのある懐かしさ、そんな歌の力が嬢とのコミュニケーションの一助になる
・むさくるしい男性客の喘ぎ声をかき消す
・音楽に気を取られることで、周りのお客の目線やスタッフの巡回に意識が向かなくなる
・ハイテンションな音楽でドーパミンの放出を促す
・声出し時の恥じらいを音楽がシャットダウン(特に女の子)
・他の嬢と客の会話を聞かれないようにするため(プライバシー保護)
ただ単に大音量で音楽を鳴らしているわけではなく、それはピンサロという場を盛り上げ、不都合な部分に蓋をする役割すら担っているのです。
正直なところ、好みの音楽とはいえないユーロビートはただただうるさいだけで、選曲次第では気分が盛り下がることもあるかもしれませんが……。
しかし、店内に流れる音楽を聞きながらハッスルするという一種独特なピンサロ文化は、昭和の頃から脈々と続いてきた伝統であり歴史。
少々の違和感を感じつつも、そこにミュージックがなければピンサロの醍醐味は感じられないともいえますよね。
賛否両論はあると思いますが、少々耳障りに感じてもそれが性風俗史の一ページを彩るエロカルチャーだと思えば、ボリュームマックスの音楽も仕切りだけの店内環境にも愛着が湧いてくるようになるはずです!